puffpuff0001 年金生活者のブログ 雨のち晴れときどき竜巻

年金生活その他についての考察あれこれ

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

テレビ小説『花子とアン』(14)

私は舎監先生が苦手でいつも死角に居るようにしていたのに、一体何があったんだろう? とりあえず帰って来た挨拶をすませ、かしこまって頭を垂れて舎監先生の話を聞いていると、どう もいつもと様子が違う。 舎監先生はとても聞き捨てにならぬ事をおしゃって…

テレビ小説『花子とアン』(13)

冬服に替わった頃、お弁当を食べ終って顔を上げると彼女と目が合った、いつもの様に優しげな目 をしていたが突然『映画好き?』と聞くので、『好き』と答えた。 彼女はそれ以外何も言わなかったし私も言わなかった。 数日経ってコートの季節になったある日、…

テレビ小説『花子とアン』(12)

私の寄宿舎生活は初めから終わる迄の2年間、何時も一人だけドタバタしていた様な気がする。 または、困りはてて血相を変えているか、いずれにせよ要領が良くなる事も進歩もなかった。 その証拠に学校の成績は落ちるところ迄落ちていた。 後は上がるしかない…

テレビ小説『花子とアン』(11)

電話をかける前は舎監の先生の事はしっかり頭に入れて用心していたつもりが、母の声を聞いた とたん、もう何かも忘れて本音を方言まるだしで喋ってしまった。 その上、私の家では父母を『お父ちゃん、、、お母ちゃん、、、』と呼んでいたので、普段が 出てし…

テレビ小説『花子とアン』(10 )

テレビ小説『花子とアン』の主人公花は、実在の女性だったと言う事でとても親しく思えた。 小学生時代から高等科を卒業するまでの数年間を寄宿舎で生活したと言う事だけでも、会わなくと もお人柄が分かる。 彼女は天性の寛容さ、柔軟さ、謙虚さ、努力が出…

テレビ小説『花子とアン』(9)

テレビ小説『花子とアン』の中で同室の人たちが寝ているのに、花子だけは電気スタンドで 勉強するシーンがあった。 高校の寄宿舎は夜10時が消灯だった。定期試験の一週間だけは例外として認められていた。 公認の一夜ずけ? 広めの部屋に集まって試験勉強? …