puffpuff0001 年金生活者のブログ 雨のち晴れときどき竜巻

年金生活その他についての考察あれこれ

テレビ小説『花子とアン』(9)

テレビ小説『花子とアン』の中で同室の人たちが寝ているのに、花子だけは電気スタンドで
勉強するシーンがあった。
高校の寄宿舎は夜10時が消灯だった。定期試験の一週間だけは例外として認められていた。
公認の一夜ずけ? 広めの部屋に集まって試験勉強? もうやりにくいのなんの頭の悪さバレバレ。
渡り廊下で繋がっている大学の寄宿舎からは風の向きによって、時に大きく、小さく陽気な笑い声や、話し声が華やいだ雰囲気とともに伝わって来る。
何より羨ましいのは消灯の規則がなく、夜が更けても灯りがついていた。

  
入学して初めての五月の連休が終わって、希望者は朝7時20分~と、放課後各45分、課外が
始まった。
英、数、国の3科目で学校行事以外は月~金曜日まで夏休み、冬休みも課外はあった。
  

夕拝が終わって各自思い思いに入浴をすませ雑用をすませると、翌日の英語の単語をひき終わらない
うちに就寝時間だ。
私は英語の勉強がしたかった、単語をひいたらその先の文章の和訳をしたかったし音読もしたかった。他の教科の予習、復習は、どうでも良かった、初めからする気はないし中学時代からそうだ.
だけど英語は違う、自分の気のすむまでやってみたかった。
毎日最低2時間は英語の授業があって、さらに課外があって、予習したいのだ
入学して早々、内部進学者の英語の実力の高さに肝を潰していた。
初めから差は歴然としていたが、私はそんな状態の中で、やっぱり英語が好きだった。 
英語の予習復習なしで授業を受けるなんて、私にとって普通あり得ない。
でも、でも、、、、明日の授業もまた、ぶっつけ本番なのか? 
そんな思いで就寝につく日々がず~と長く続いた。