puffpuff0001 年金生活者のブログ 雨のち晴れときどき竜巻

年金生活その他についての考察あれこれ

年金生活(44 )


自分の家のまわりの荒れ様にさすがの私も放っとく事が出来なくなった。
寸暇を惜しんむとはこの事だと思う位、この半年間草取りとフエンスの塗り替えをしていた。
おまけに土、日曜日、祭日はちょこっと仕事をしていた。
外出は定期検診やクリニック等の通院が主で、買い物にもほとんど行かなかった。
自分からはメールもせず人との交流はほとんどなかった。
最近、蚊や虫が出始めたので草取りの時間帯が限られて余裕ができた。
私が空き地で奮闘している間に知り合いや知り合いの知り合いに変化があった。 
忘れていた自分の年齢を思い出すのに十分なニュースで、しかも思い当たる事ばかりで身に
つまされる。


去年の秋インフルエンザの予防接種をした時、入浴中に亡くなられる人が多いと聞く。
お医者さんの話なので本当だろう。
だけど人ごとの様に聞き流していた。
先日、知り合いに会ったらお父さまが亡くなられたと聞いて驚く。
お父さまは私より若く元気だったそう。
日頃から家族には『入浴中はのんびりさせてくれ』と頼んでいたらしい。
その日は時間が余りに長いのでお母さまが様子を見に行かれたら浴槽の中に浮かんでおられて、
救急車で運ばれた病院先で手当の甲斐もなく亡くなられた。

知り合いの話を聞いて思い出したのが、母がまだ自分の身の回りの事は出来ていた頃の話で
『弟の家のお風呂に入って溺れそうになった、死ぬかと思った』と母から聞いた事があった。
確かに弟の家の浴槽は洋式で大きい。

又、別の知り合いが驚いて電話をかけて来たのを、たまたま横で聞いた。
法事が始まっても叔母さまが現れないので迎えに人を行かせたら、玄関の三和土で亡くなって
いたので約束したけど行かれないと言う電話だった。
後日聞いたら、亡くなって三日経っていた。

又、知り合いの知り合いのお母さまが庭でこけて骨折されて、半日庭に転がったまま立ち上がれず
隣家の奥さんに発見された。
病院から家族に連絡があったのは、ちょうど保育園に迎えに行かねばならない時間で急いでいた時で
もう大変、親のパニックは子供に伝染する。
以来、育児と介護の両立に綱渡りの状態が続いているらしい。
私は知り合いから知り合いの事を『気配りの出来る仕事もできる素晴らしい女性』と何度か聞いて
いたし、まわりの誰もが認める素晴らしいお嬢様をお育てになったお母さまは、
さぞ良妻賢母な方だと想像している。


僅か半年の間に、身近な人にこんな事が起きていたなんて驚かされる。
しかも、どなたも私より若くお元気だ。
いつまでも呑気に草取りをしている場合じゃあない。
あらためて断捨離は必要だとつくずく思った。
心配してくれる人たちの為にも『安心確認』のサービスを受けたいが、まず費用を調べたい。
かのお母さまは骨折が治るまで施設に預かってもらう話しになったら、テーブルの物を
ひっくり返して抵抗されたと聞く。
たった数時間前迄、自分の家で自由を楽しんで生活していたのに家族の都合で施設に入るなんて
お母さまはパニックになられたのだろう。
さもありなん。
私だったらどうするかな?、物をひっくり返して暴れても片ずけるのは私しかいない。