puffpuff0001 年金生活者のブログ 雨のち晴れときどき竜巻

年金生活その他についての考察あれこれ

年金生活(39 )



又やってしまった。懲りない人とは私の事だ。
昨年12月、市から封書を受け取る。
何年前からだろうか確かに後期高齢者向けの健康診査の案内状を受け取っていたが、持病があるので
定期的に検査をいろいろ受けていたので勝手に良しとしていた。
封書の内容を見て何となく胸騒ぎがして日毎に気になって来る、心当たりの2~3人に問い合せをすると毎回市から案内状が来ると彼女達は必ず受診していると言う。
そして『市から健康診査の案内状が来ているのに、何故受診しないの?何かあったらどうするの?』
と言われてしまった。
念のため更に2人に聞いたら1人は私と同じ理由で受診していない、もう1人は受診していた。
こんな展開になると胸騒ぎどころか悪い予感がしてきた。
『何かあったらどうするの?』、のこの言葉はすごく効いた。
何も手がつかない、相手は役所だ。
年の瀬が近ずくと役所も立て込むと思いながら、受け取った封書を持って窓口に行った。
『これから健康診査を受けられますか』と聞かれて改めて書類の再発行の手続きが終わった。
年が明けて2週間位で書類が届くと聞いて、受け取る迄一日千秋の思いだった。


実施医療機関名の中に毎月診ていただいているクリニックがあったので受け取った翌日に
予約するため出かける。
年が明けて最高の積雪の日で、顔見知りの受付の人から『危ないのに、こんな日に来んでも、、、』
と言われる。
翌日シャーベット状の道路をヨチヨチ歩いてクリニックに行って健康診査を受けて市への手続きの
お願いをした。
正直に言えばシャーベット状の道路は転んだら寝たきりになると思うと、道中とても怖かった。
でもこの度の健康診査は私にとってラストチャンスだった、12月封書を開けなかったら何も
知らず更新期限も過ぎていただろう。


私は目の前の事ばかりで頭が一杯になる、どうも将来の事や過去の事を思いめぐらす事が出来ない
性格なんだとしか思えない。
何で知ったのか、読んだのか、成功者のデール、カーネギーが『過去の失敗を冷静に分析して、
過去を将来の糧にする』と。記憶があいまいだがこんな内容だったと思う。
そんな成功者と恐れ多く比べる気は全くないが、私の場合は失敗を忘れてしまう。
最近は自分の生活に直結する市報とか、お知らせに目を通す様になった矢先の出来事だった。
後期高齢者になると年金、医療、介護制度等の改正、変更を突然知る事は心臓に本当に良くない。


この度12月の封書の件で悪い予感がして震え上がってしまったのは相手が役所と言う事もあった。
昭和36年(1961年)任意加入の年金制度が始まった。
私は20歳前後だった。自分の事だけに関心があって経済や社会の事は全く興味も関心もなかった。
自分が高齢者になる事すら一度も考えた事がなかった。
そんな無知な自分が恥ずかしいとも思ってなかったと今思う。
年金の事は30歳半ばすぎて町内の役員さんに熱心に勧誘されて、『年金』と言う言葉を知ったし
自分の様に貯金の出来ない人間にとって良い制度だと思って加入した、その程度の知識だった。
50歳代に入って年金記録に不明があるとか、ないとかで、日本中のほとんどの年金受給者が
確認に年金事務所を訪れた事があった。
私も勿論確認に行ったら、25年と1ヶ月払っていた。
年金担当者が『25年に1ヶ月足りなかったらあなたは受給出来ませんでしたよ』とおっしゃった。
平成になって20歳になったら年金加入は強制になったので年齢から20年を引けば加入期間がわかる。
私の場合、勧誘を受けて途中加入なので、開始時期は忘れ受給資格の加入期間が25年間
必要な事を聞いても忘れたのだろう。
後年、役所から係の人が訪ねて来られて60際迄の数年間、年金を払ったが無知、無関心のせいで
年金は満額ではない。
改めて私達の生活は法で守られているので規則は守らないければならないと反省をこめて思う。