puffpuff0001 年金生活者のブログ 雨のち晴れときどき竜巻

年金生活その他についての考察あれこれ

年金生活(14 )



一昨年の膝痛で泣いていた事が嘘の様に歩ける様になった。
余りの膝痛で何も食べたくない、何もしたくない、誰とも会いたくない、話したくない、のないないずくしで10数キロ体重が落ちた。
そのせいで、膝に負担が少なくなったのなら良いが、単に膝痛が良かったり悪かったりの繰り返す過程にあるのだろうか?
痛さは人間から希望を奪う、正常な判断が出来なくなる、痛さがなくなるなら悪行もしかねない、魂を悪魔に売ってしまいかねない気持ちになっていた。
痛かった期間は最悪だった。
遠くの通院や用事には途中を100円バスを使って、歩ける距離は往復一時間以内なら大丈夫になった。
外出や買い物は楽しいし、出会いもあるし、元気が出る。


先の土曜日、八百屋で籠に山盛りの蓮根が100円で売っていた。しかも掘りたての新鮮な蓮根!。
蓮根のきんぴらが好きなので、即買う。自宅に帰って沢山の蓮根をみて頭を抱えてしまった。
自分が食べられないのを、買う時に忘れていたのだ。
50歳を過ぎた頃から脳梗塞の薬を飲んでいたが、この秋の診断で胃腸の薬が加わった。
B総合病院の主治医の所見欄を見たら只の潰瘍ではなかったが、自分の出来る事(噛んで噛んで、、)をするしかないと思う。潰瘍を刺激する食事だけは避けたいと思う。
だけど残念だなあ~、私は食べる事が好きで、家事の中では料理が一番好き。
しかも硬めの豆菓子、ナッツ、お煎餅、おこし、、等が好きで、おかずも歯ごたえのある物が結構好きだったが今度ばかりは食べるのを止めざるを得なかった。


母は『女性は否でも応うでも家事をしなければならない。若い時は二度とないから、若い時しか出来ない事をすれば良い』と家事を勧める事はなかった。
私自身も家事をすすんでする事はなかったし、料理が出来ない事を気にした事がなかった。
実家を出てから食べなくてはならないので、高校時代にお世話になった下宿の奥様のお話を思い出して
婦人之友社』発行の辰巳浜子氏の料理本、野菜の料理、お菓子の3冊を購入していた。
経済的に料理本の中の料理が出来る訳でなかったが、料理をした事がなかったので、基礎的な方法や
名前は覚えたと思う。
倹約、節約の毎日で、我流で○○風、△△もどきの料理を作る様になった。
要するに潮汁が船場汁になる様なものだ。
常に食材が全部揃える事が出来ないのと、必要最低限の調味料で料理をしていた。
スーパーでおかず、ちらしや雑誌にのっている料理、テレビで作っている料理、、、、を見るとすぐ
作りたくなる、食べたくなる。
だから献立は急に予定が変わるし、最近は作らなくなったがコタツを使って豚まんやパンも作っていた。


毎年甘酒を作るが栄養不良のせいか、今年の寒さは特に厳しく身体が冷える。
主食、おやつも暖かくした甘酒になる。
こんな食生活は良くないと思ってパソコンで調べるとがっかり、、、どうも薬は飲み続けなければ
ならないらしい。硬い食べ物はやはり無理みたい。
悔しい、残念、食べたい物が食べられない?、自分の気持ちが抑えられない。
数人しかいない知人に折がある毎に、今の状況をくどくど説明する。
すると『うちの小屋にカッターがあるよ、使って』、カッターを使うのは初めてだ。
沢山の蓮根が一瞬で大根のおろした状態になった、素晴らしい!。
出来上がった蓮根餅は中華の大根餅に似ていて、知人と美味しい美味しいと食べた。
カッターを使い始めて気持ちが全然違う、食べられる料理がいろいろ出来そうで、嬉しくなる。