年金生活（2 )
昨日は、とうとうエアコンをつけた。
この時期にエアコンは勿体ないけれど、余りの湿気と暑さにまけてしまった。しょうがないなあ～。
また大型の台風が来る様だ。
半月あまり玄関の土嚢7袋（実際は猫砂）は大雨警報が解除されて仕舞おうとする度に次の台風、大雨情報が出て土嚢は出し放っし。
私自身が真夜中には当てにならないので、玄関から浸水するのを防ぐつもりで置いてある。
私は中学生の頃から重症の不眠症で、夜明けになってうとうと寝始めるので起床時には辛く
いつも朝から疲れていた。
10年以上前になるかな？、、、思い切って主治医に相談したら睡眠薬を出して下さった。
服用を初めて以後、救急車、消防車、地震や猫の喧嘩、、、等、全て気が付かず熟睡出来る様になった。
4年前、手術のため大部屋に入院していた時たまたま真夜中、病棟で大騒動（急患？）があったらしく 患者は皆起き出したのに私だけぐっすり、、、、。
同室の人達から危ないから睡眠薬は止めたらと言われた。
真夜中、火事や台風、大雨の避難命令が出たらどうしようと思うし、危ないとも思うが服用は止められない。 熟睡して目が覚めた時のすっきり感は、何事にも変え難い。
ずっと犬ばかり飼っていて、犬の忠誠心のいじらしさは心にしみるものがあった。
猫を飼い始めて『猫は空気が読める動物だ』と思う。
つかず離れずの距離と言うか、関係と言うのか心地良いし、楽だ。
その上好き、嫌いがはっきりしている。
はじめは弟のクロちゃんだけが意志を態度や言葉（鳴き方、高低、太さ、細さ、、、いろいろ）で
表していたが、最近は兄の玄ちゃんも不器用ながら、こちらの目を見て意志を態度や言葉に表す様になった。
猫のおしゃべりの相手をしながら、猫を飼うなんて思った事もなかったと思う。
まして高齢の終末になって猫との生活は楽しく不思議な縁を感じる。
避難命令が出たら、先ず私自身が慌てふためくだろう。
私の様子に危険を察知して、瞬時勝手がってに違う方向に2匹は脱走するのだろうか？。
咄嗟に逃げ惑う2匹の猫をそれぞれのキャリーバッグにいれる事が出来なかった場合を思うとぞっとする。
兄の玄ちゃんは半年以上も処分センターで里親を待っている間に騒音、動物の鳴き声や人間の声、犬猫の譲渡会に何度も出たらしく人間にも馴れている。
弟のクロちゃんは生まれて2ヶ月で我が家に来た。未だお乳をほしがるので、玄ちゃんは雄なのに出ないお乳をすわせ母親がわりになって育ててくれた、
おかげでクロちゃんはお利口に育って、とても玄ちゃんが大好き。
玄ちゃんは尾は短く日本系でおとなしい。
クロちゃんの尾は長く体格も大きくて洋系、運動能力に優れ野性味がある。用心深く慎重、好き嫌いがはっきりしている。
クロちゃんは生まれた時から家猫なので、生活力、順応性は玄ちゃんの方が高い。
私は猫達を止める事も捕まえる事も出来なくて呆然と見逃すのではないかと心配している。
2匹の猫は親子でもないし兄弟でもない、2匹は全く性格が違う。瞬時の2匹の判断が？、、、。
脱走する時は、2匹がせめて同じ方向に避難してくれる事を切に願う。
はじめて高齢者になってわかってくる事が多い。
私は小学校入学前の半年間、父方の祖父と同居したが、ほとんど核家族で育って自分が高齢者になる事を全く考えなかったし、関心をもつとか想像もしていなかった。
迂闊すぎるのも度を超しているのか、それとも自分は随分変わった人間ではないかとつくずく思う。
歳をとったら暇を持て余すのかと思って居たら、とんでもない！。
毎日、朝が来たと思うと夜で、一日何をしたのかと思う位時間が早く過ぎて、忙しくて忙しくて、、。
余りの忙しさに抜ける事も忘れる事も多々あって、落胆したり驚いたり、忙しさに更に拍車をかける。
通帳の引き落としの欄を見る度に胸がキュッとなる。精神衛生上、誠に良くない。
