puffpuff0001 年金生活者のブログ 雨のち晴れときどき竜巻

年金生活その他についての考察あれこれ

定期検査( 3 )



最近は患者の話をじっくり聞こうとして下さるドクターが多くなった気がする。
ドクターと会って話をするだけで症状が軽くなったり治った気がするから不思議だ。
昔は病気になっても、なかなか病院には行かなかった。経済的な事情もあるが、何より敷居が高かった。
軍医だったドクターも結構いて見た感じ貫禄があって、取りつく島もない怖いドクターが多かった。
『風邪気味で、、、、』とか言おうものなら『君はいつから医者になった?病気がわかるのなら来ないでよろしい』と言って椅子を回してそっぽを向いてしまう。
病院も少ないし、ドクターも選べない。患者はおっかなびっくりで症状の説明もシドロモドロになる。
医薬関係の物資も十分でなかったし、衛生に気を使える状況でもなかった。
注射針は遣い回しだから、後の人ほど針の先が丸くなるので注射は痛い。
学校で予防接種の時は、みな痛いのが嫌で我先に並ぶのに必死で大騒ぎになった。
今の注射針は一回毎に使い捨てで清潔だし、確かめた事はないが針の先はきっと尖っているだろう。


20歳過ぎるまで病弱とは思っていなかった、学校は行きたくなっかたから欠席をしたただけ。 
友達と比べてスタミナや持久力が劣っている自覚はあった。
遊んでいる時や体育の時間、修学旅行で明らかに差があって、とにかく友達は疲れを知らなかった。
20歳を過ぎて肋膜炎で数ヶ月入院生活を経験して、『人生の中で心身ともに一番活力溢れる絶好調の時に病に倒れるとは、自分は他の人より身体が弱い』と認めざるを得なかった。
退院して数年は先の人生を思って、暗澹たる気持ちになっていた。
その時分からだと思う、自分は身体が弱いから絶対無理はすまいと決めたと思う。


来年の定期検査は内視鏡手術を受けてから5年目に当たる。
欲を言わないが五年目の検査の結果が今の状態だったら嬉しいのだが、、、。
思い起こすと5~6年おきに大小の手術をしたりで、主に外科、整形外科の入院をしている。
病気の種類にもよるが、手術直後の痛さと不便さは七転八倒しても4~5日過ぎると落ち着いて来て、以後『日にち薬』で日毎に回復してくるのが自分でわかるところが嬉しい。
其の点が内科系等と外科、整形外科の全く違うところで、予後が良ければ後遺症、慢性化は余りない。
来年症状が進んでいたら、もしかするとドクターから治療の提案があるかも?。
4年前、告知を受けた時と比べると癌治療に対するドクター達の見識は高い、手術を含めた治療、アフターケア等も日進月歩ではるかに進んでいる。
私より若い人達には将来がある。二人に一人が癌になる時代になったと割り切って積極的に検査や治療を受けられたら良いと思う。
が、私にとって癌の手術は今までの手術とは全く違う。
もともと私は小心で臆病なので年齢的にも精神的にも、もう無理だと、、、。
将来がみえないこの年齢になって、今以上に辛抱我慢は出来ないと思う。
QOL(Quality of Life) つまり『生活の質』を考えると、手術はしたくないと思っている。
かと言って、抗がん剤は身体が受け付けないと思う。抗がん剤の副作用に吐き気、嘔吐があるらしい


子供の頃や学生時代は全くなかった症状、痛いと思うと同時に吐き気があって、痛みが酷くなると嘔吐が伴う様になった。この事は日常生活に差し障りが、結構ある。
最近の5年間に3度、目が回って目を開けておれない、激しい嘔吐と共に立ち上がれない事があった。
最初、脳神経外科に関係があるのかと思って主治医に緊急に診ていただいて入院をしたが、耳鼻科の範疇だった。
その上50歳過ぎて私は脳梗塞と診断され20数年来、薬を飲んでいる。
この様な自分の実態とQOLを重視した生き方を選びたい事を必ず言葉にしてドクターに伝えなければならないと思っているが、はあ~難しい。
土壇場まで追い詰められたら何とかなるものだろうか?。