今以上これ以上、、、（6 ）

やはり先月の病院行きは無理だった。膝の具合が何となく痛く関節がぎこちない動きをする。

前年の検査から日延べして貰って一年以上経つ。移転するなんて全く知らなかったので歩き回ったのと、知らない駅のコンコースは長く広かった。

膝痛が気にかかるので駅員さんに尋ねたいが、この頃はプラットホームでも姿を見かけない。

昼食時間を過ぎた時間帯で乗降客はまばらだった。やっと出会えた女性達も私と同様、始めての駅で乗るホームを探していた。

都会の人は自分が使っている路線や交通事情には詳しいが、関係ない事はパスする習慣があるのかと思う。誰も彼も忙しそうだ。余分な事に気を使う暇はないのだ。

尋ねようにも立ち止まってくれる人が少ないのも当然あり？。

私鉄、JR、地下鉄で路線が複雑で、これでは人に教えるのは駅員しか出来ない。

都会の人は歩くのが早い、絶えず歩いている。だから歳をとっても足が丈夫だろうと妙な事で感心する。

来年の検査の予約を決めて帰って来たが、来年の事は、もう考えまい。

2ドアの小さな冷凍冷蔵庫の処分を頼もうと、3軒のリサイクル業者に見積もりを頼んで、先ほど引き取りに来てもらった。リサイクル費用の惜しい事！。

何故、処分する時にリサイクル費用を？　不法投棄が無くならないのは、もしかしてこの後払いの制度のせいだったりして、、、。

何でも決断する時は、良きにつけ悪しきにつけ勢いがある。

買う時には必要に迫られるか、買いたい衝動に駆られるか、いずれにせよ勢いで買ってしまう。

電化製品、耐久家財を買う時って夢や希望がある。

買う時にリサイクル費用を上乗せしてくれないかな？。

処分する時のリサイクル費用は大儀で、惜しい～。私の場合だけかもしれないが突然、電化製品が壊れるとリサイクル費用と新規購入の二重の臨時出費で困る。

冷凍庫が壊れていたのに気が付かず中の食材が解凍していて、いつかこんな事もあろうかと思う事はあった。解凍した食材を料理しながら、生の魚が食べたいなあ～と思う。

胡瓜も手頃な値段になってきたと思うと、何故か蛸の酢の物が食べたくなった。　

雨の日は無理。開店直後に行くと、買い物客が少ないのでゆっくり歩ける。

2週間ぶりに出かけると、人は考える事は大体同じ。この時間帯はお爺さん、お婆さんが多い。

魚売り場のコーナーに行くと蛸はあった。100gが300円以上する。

普段、酢の物は鯖水煮缶で作っている。蛸は思っていたより高いので、蛸を買うのはやめた。

単身者が増えたので少量サイズで野菜も買えて便利になった。みょうがが1個、パックに入っていたのがあってラッキーな気持ち。

もう一度魚コーナーにいくと、刺身用に飛び魚1匹190円、鯵1匹120円が目につく。膝痛で家に籠っている間に飛び魚の季節になったんだと感慨を覚える。

50年以上も前、山陰の田舎に住んでいた。漁師の奥さんがご主人の漁で捕った魚、雑魚と仕入れた鯵、鯖、飛び魚、万作等をリヤカーに積んで売りに来ていた。

奥さんは売りながら最後に私の所へ来るので、30～50円で残った魚を全部買う事も多々あった。

魚をさばいて、刺身、みりん干し、干物、フライ、天ぷら、魚ロッケを作れば、おかずになったし、主

食にもなって魚ずくめの食事だった。

飛び魚の季節になると刺身や、醤油に漬けたのを熱いご飯にのせて鯛茶風にして食べていた事が、一番の御馳走だった。

半漁半農の土地柄でお店で売っている物は回転が悪く割高で古い。山の麓に住んでいたので買い物は半日かかる。本音はお米を買うお金にも窮していて、お米を一合買ったり二合買ったりの生活をしていたので出かけられなかっただけ、、、。

結局、今日の夕食は、胡瓜、わかめ、鯵、みようが、しその葉の酢の物と麻婆豆腐になった。