今以上これ以上、、、（1）

最近の天候は数日降っては、数日晴れを繰り返す。

降る時は風を伴ったどしゃぶりで、どうなっているのだろう？あちらこちら水たまりが出来る、土地の浸水力が落ちたのか，当分の間水たまりのままだ。

雨が降る時は草取りを休むが、雑草は雨が降っている間も生えるし，成長を続ける。

根が深く這って来ると抜くのに力がいるので本当に困る。

小さいうちにと思うと結局、殆ど毎日俯いて草取りをしている気がする。

暫く下ばかり俯いた格好ばかりして居ると飽きたのか、お金のやり繰りばかりの後ろ向きの気持ちか、いずれの気持ちも持て余す様になっていた。

一雨ごとに周りの山々の緑色が鮮やかになって来ると、気持ちが何となく華やいで，何か始めたくなるか、外出したくなる。

一年中でこの季節が一番好き。

私は共同購入で主に重たい物を中心に頼んで、出来るだけ買い物に出かけない様にする。

買い物に出かけると欲しい物だらけ、毎日ちまちまと倹約しているので爆買いしたい衝動に駆られる。

そうなると自分をセーブするのに大変で、、、。

私は意志が弱い。目の毒，見ないのに限る。

だから『買い物に出かけない』これが私の唯一の倹約方法。

私は『今以上，これ以上の倹約をしなければならない状況』のまっただ中に居るから。しかも期限なし。

この冬は葉野菜の値段が高くて，根菜類や乾物ばかり食べていた。

でも、やはり晴れて出かけてしまった。

案の定、店頭に葉わさび、ワラビ，ウド、筍、たらの芽、ふきのとう、春キャベツ、蕗、、もう～我慢出来ない、共同購入出来ない野菜が満載，買わずに居られようか？の状態になる。

当分，癖になる。旬が過ぎて店頭から無くなるまで落ち着かないだろう。

買い物に出かけないのが一番の倹約だとわかっているのに、又、やってしまった。

料理しながら，待てよ？来春が私にはあるとは限らない。贅沢なんて、とても思えなくなってくる。

まあ～いいかっ！

春野菜のなかで特に山菜はそれぞれの性質上、店頭に並ぶ期間が少しずつずれて短い。

食べれば美味しいし元気が出る。

結局農家のおばあさんが居りそうな所や『やおや』に出かけてしまう。

昨日テレビの料理番組で土筆の卵とじが小鉢に盛ってあった。来春憶えていたら，土筆の卵とじを作って食べてみたい。

小学1～２年生（戦後）の頃、母親と弟三人で食べられる野草を摘みに度々川の土手や山に出かけた。

どの家も食料事情は同じだから早い者勝ち、遅く行けばなくて遠くに探しに行かねばならなかった。

ヨメナ、土筆、ノビル、、、等摘んだ事は憶えているが、おそらく雑炊の具にでもなったのだろう。

油もなければ，小麦粉、卵もない時代なので，天ぷら，卵とじでもなかろう。