puffpuff0001 年金生活者のブログ 雨のち晴れときどき竜巻

年金生活その他についての考察あれこれ

誤算だった?。( 7 )



毎日の習慣で、朝のドラマを見て予定がない限りチャンネルを変えないで続きを見る。
先日は、スタジオに高校生を招いて今夏より18歳で選挙権を行使出来る様になった事について、高校生の『生の声』と言うか、『意見、主張』を聞く番組だった。
こうした番組の設定なら、出席した高校生は優等生ばかりで模範的な応答ばかりだろうと想像していたら、そうでもなかった。
中には、50年以上も前の20歳前後の私を思い出させる高校生もいて、興味深かった。
今は便利になって居ながらにして、世界中の出来事が瞬時に見たり聞いたり出来る様になった。
また出来事だけでなく、当人の都合に関係なくあらゆる情報がもたらせられる。
一方で文化生活も享受しているであろう高校生だから、学問に励むのはもちろんの事、耳学問もさぞや
と思って居たが、そうでもないらしい。
時代や環境が変わっても人間は変わらないもんだなあ~と思う。高校生達のそれぞれ『意見、主張』が違っても熱く語る様子に期待と好感を持ててうれしい。 


正確に再現出来なくて残念だけど、司会者でなくコメンテイター(?)の男性の話された事を私は20歳前後で聞く機会があったら良かったと思ったが、当時の20歳前後の私は聞く耳を持っていたかどうかわからない。
『高校生のみならず誰もが選挙について勉強する、考える、そして投票する事が大切。
何故なら自分たちの生活を政治が決めるから。例えば身近な事では子育て、教育、医療、福祉、年金等の制度は政治が決めている。
自分一人くらい投票に行かなくてもでなくて、誰もがひとりひとり自分が生活をしていく為に、自分の生活を守る為に投票に行くと考えてほしい。生活と政治は直結しています。』の様な内容だった。


私にとって今回の『生活と政治は直結しています。』の一言は衝撃だった。正に『目から鱗』だ。
思えば30歳半ばから投票に行っているが、30歳半ばまでは政治に全く関心がなかったと言うのが本当なので、、、。
この年になっても解って居なかった事、知らなかった事が次々に出て来る。
いい加減に生きて来たと自分では思っていないが、ずいぶん長い時間を無駄にしてしまった様だ。


父が入退院を繰り返していた頃で、私が50歳前後だったと思う、
10年余りブランクがあったが、仕事を選ばなければ働く事が出来た。
相変わらずお金のやり繰りに追われていて常時複数の仕事を抱えていたが、仕事をする事は私自身が解放されて自由になれた気がして楽しかった。
時々父を見舞うのだが母の看病疲れを見て取れたが、交替は出来なかった。
ただ、母が『70歳以上は医療費が無料なので、とても助かる』と度々言っていて、素晴らしい制度があって良かったねと、母も私も喜んでいたのだ。
ところが、父が亡くなって母が入退院する様になった時、『70歳以上は医療費が無料』の制度は廃止になっていた。
私は勝手に思い込んでいたのだ。人より早く起きて、人より遅く寝て働ける間は、仕事を精一杯しよう。『70歳以上は医療費が無料』の制度があると思うから頑張れるし、安心と。なのに、何だが変?。