puffpuff0001 年金生活者のブログ 雨のち晴れときどき竜巻

年金生活その他についての考察あれこれ

誤算だった?。( 2 )



若い時は自分が老人になる事は考えてもいなかった。想像すらしていなかったと思う。
おそらく頭の中では年を重ねて、将来老人になるとわかっていても自分の事と思えず他人事だったのだろう。
今、思えば全てに無関心すぎた。余りにも無知だった。経済、社会に関わって繋がろうともしなかった。自分の思い込みと、目の前の事だけを自分中心に考えていたのだろう。
数ヶ月先には77歳になる。随分長生きしたと驚く。


昨年末頃から、朝起きるのに腰が痛くなった。2003年に買ったマットレスが経年劣化してへったたのかと腰の痛さに負けて買い直した。でも、どうもマットレスのせいでは、なさそう。
目が覚めると身体が硬い、布団の中で自分で手足を揉みほぐして、暫くの間手足をばたつかせ動かしてからそ~と起き上がる。
昔から高齢者は、マッサージ、按摩、整体や温泉に行きたがるのは、身体が硬くなったせいだと納得する。起きて腰に小さいカイロを貼って暫くすると痛みが和らぐ、年をとって血流が悪いのかな?


話は変わるが5年位前、病院の検査でCT,MRIで撮った身体の断面の写真を見た時、お腹の周りに3cm位白い(確か白だったと思う、忘れた?)厚さの物が巻いていた。
不思議に思って私は『これは何ですか?』と聞くとお医者様は即座に『これは脂肪!』。
私は『この脂肪、どうしたら無くせるのですか?』お医者様『脂肪は無くなる事はないよ、死が近くなって、何にも食べられなくなったら、少しずつ無くなるがね、、、』
私は50歳前後の時、更年期症状が出て手術かホルモン治療か選択せねばならなかった。ホルモン治療を受けて体質が変わったのか、体重が増える年齢になったのか10Kg以上増えた。
私は小さい頃から食が細くて母親を困らせていた。どんなに食べても42Kg以上なった事がなかったが、以後増え続けた。
メタボリックシンドロームの診断基準のウエスト女性90センチを越えるほどで、スカート、ズボンのウエストを全部ゴムに替えた。リフオーム代が惜しい、、、。


2014年夏、膝の激痛で歩けなくなった。痛さで何もしたくない、何も考えたくない、何も食べたくない、誰とも会いたくない、話をしたくない状態になって2ヶ月余りブドウとスイカばかり食べていた。
9月に入って白ご飯があれば食べられるからと山陰名物『しそわかめ』のセットを頂いて、食べる喜びを思い出して食欲が戻ってきた。
秋になって栄養不足で髪がごっそり抜けないかと心配だったがそうでもなかった。
しかし丸2ヶ月水分だけの摂取は、身体全体を全く別の身体にしてしまっていた。筋肉が落ちて体全体が細く深い皺が多くなった。痩せた身体は、若い時の痩せた42Kgの身体とは似ても似つかぬ身体になっていた。不釣り合いにお腹だけは心持ち痩せていたが立派に残った。
お腹が大きいのは困る。昔はパンツのゴムの取り替え口があって調節出来たが、最近のパンテイはお洒落志向でウエストのゴムやレースがきつくて、適応サイズより、L~LL~3Lと、やたら大きいのを買っても、なお苦しい。仕方が無いので新品に4~5カ所鋏で切っていた。
新品がいっぺんにボロになる。とても嫌だった。
数年がかりでやっと見つけたゴムの取り替え口のついたパンテイ、パジャマ、G社、MADE IN JAPAN
相応のサイズが買える様になって一件落着。
が、痩せて又、上着、スカート、ズボンのサイズが合わなくなって、リフオーム代が惜しかったの何の
、新しいのを買うのが早道だが、一着分で全部リフオーム出来るからまあ良いとしようと決行。


靴下でも苦労した。3足600~800円位でまに合わせていた物を、最近は1足1000円以上の靴下を買わねばならない。足首が子供の足首のようにやせているのにゴムの跡がくっきり、ゴムのユルユルのを
買おうとしたらデパートのシニアコーナーに行かねばならない。
血流が悪くて冷えると膝痛に影響する、仕方が無いので、買った。


靴だってそうだ。幅広で足の裏全体が地面に着地する底がどっしりした、雨の日も滑らない靴、お洒落に縁遠い紐靴に替えなければならない。
鞄は肩に掛けるのも、手に持つのも重くなってナイロン製の軽い鞄に財布、携帯、眼鏡、保険証と、ミニ折りたたみ傘が入れば十分の大きさに替えねばならなかった。


数え上げれば切りがない、75歳過ぎた途端身体が変わってしまった。
今迄通りの生活を見直して変えて行くしかない。
高齢者になると、付き合い、外出も少なくなって、食欲も落ちて万事生活費が掛からないだろうと思って居たら、とんだ見込み違い、勘違い、誤算?だった。万事窮す、ほとんど破産状態、、、。
本当に困ったなあ~。物入りばっかり。