puffpuff0001 年金生活者のブログ 雨のち晴れときどき竜巻

年金生活その他についての考察あれこれ

すわっ 大変 ! (2)



5分の休憩を挟んで1,5Lの水を1時間以内に飲む、初めの1時間はなんとか計画通りにいったが、2時間目に入ったら7人飲むペースが違ってくる。
始める前に看護士さんから、周りの人に引きずられない様、マイペースでと注意を受けていた。
けれど終りの時間が迫って来て、飲み終わった人が次々と出てくると気になって、、、、。


『なかなか催さない人は病院内を散歩や階段を降りたり上がったりして下さい。一時間後、個人、個人の状態を確認に来ます』と看護士さんが言って退室された。
プリントに時間と写真の番号を記録するのだ。
一番先に部屋を飛び出したのは賑わしたおじさんだ。部屋の誰も無口だ。
私は自分の身体をコントロール出来たら良いのにと思いながらもどかしく待つしかなかった。
こればっかりは、個人差がある。完全なる皆マイペース。
遅ればせながら、私も 部屋を出たり、入ったりする。お隣の身体のがっしりした男性は座ったままで、看護士さんが部屋に入って来られた。


看護士さんのチェックを受ける。
医師の指示があって、お隣の男性は再度下剤の入った水1,5L飲む事になった。
再度水を飲む事になった理由と、飲んだ結果次第の説明を皆が聞いてしまった。
そのうち、賑わしたおじさんが4番の写真になって看護士さんから合格だと言われたと賑やかに部屋に帰って来た。
部屋の雰囲気が変わったと思ったのは私の気のせいかな?。
だんだん不安になって来た、、、焦っても仕方がないのに焦る気持ちになる。看護士さんが度々現れて
『4番の写真は透明でしょ、極小のかす、一片もありませんから』。
看護士さんの検査は厳しかった。検査に合格した時は肝心の内視鏡の検査を忘れて、ほっとした。


午後13時、内視鏡検査室に移動。お隣の男性は、一からやり直しになって明日検査になった。
賑やかなおじさんが一番最初だった。検査室から帰って来て、いきなり大きな声で『はあ~、あれは、
どうかならんのかあ~?、、、BuBu!BuBuPu~、、、』。待ってる人達は、皆『青菜に塩』状態に。
『止めて、今から検査受けるのよ』と言いたかったが、名前を呼ばれた。
検査台に上がる前から不安が頂点に達して、もう『私は、死んでる。死んでる、、、』の状態どころか
意識が、いやにはっきりしてくるのがわかる。
入院する為、紛失したらいけないと前歯一本の入れ歯を外して来た。欠けた歯の間から我慢していた悲鳴が漏れる、その度にお医者様が『腸は曲がっている所が多いからね~』。
申し訳ないやら、情けないやら、冷たいやら(?)、、、。意識があるから何が冷たいの?何故冷たいの
? もう気になって、、。終わって起こしてくれる看護士さんに『すみません、私粗相したのですか?』と言うと看護士さんが『何が?』、私『冷たいので』看護士さんは『ジェルの事?冷たいからね』。
ああ~、ジェルの事、早く聞きたかった。
検査が終わって主治医が待っている部屋に行く。主治医が『お疲れ様、痛かったですか?』私『はあ~、でも、検査を受けられて良かったです』。
主治医は『良かったですね。癌でもなく、ポリープもなかったですよ』、私『癌を二つも抱える様になったらと心配していました。ありがとうございました。』最後に主治医『私がお役にたつ事があったら声をかけて下さい。』ありがたいお言葉を戴いて辞した。


ズボンをはいたが、チャックは上がらないし、鍵ホックもかからない。看護士さんから聞いていた症状が出て来た。お腹がパンパン、痛くなって来て、おじさんのBuBu ! BuBuPu~の始まりだ。
右手にキャリーバックを引いて左手でズボンを持つ。手を放したらズボンが落ちる。何度考えても検査を受けて良かった、嬉しい、安心した。他の5人は入院された。
大腸がんは、初期に見つけたら完治する癌とポスターにあった。