puffpuff0001 年金生活者のブログ 雨のち晴れときどき竜巻

年金生活その他についての考察あれこれ

雑感( 映画『西の魔女が死んだ』)



膝痛になって図書館どころではなかった。
梅雨の頃だったと思う、車の便があって図書館に久しぶりに行った。大きい、厚い、重たい本は、もう
無理だ、そしてゆっくり読みたくなる本を探す楽しみも当分お預けだ。 
手当たり次第、写真集、月刊誌、小説(ハーレークイン、ロマンス小説も一冊入れる)等を借りた。  ハーレークイン、ロマンス小説の主人公は『魔女』だった。 小説の中では、ヨーロッパの『魔女』は、『魔女』の家系に生まれた女子達の中で特に霊感に優れ、人格的に、才能、健康にも恵まれた唯一人の女子が選ばれるとある。  
選ばれた女子は『魔女』から慣習、養生、、、、等、広範囲に渡って教育される。最終目的は門外不出の薬草の調合の修得だから採集、栽培、調合に詳しくなり、なおかつ伝承の重責を担う運命を持つ女性だ。
子供の時には『魔女』は『魔女』でそれ以上考えた事はなかった。
今回小説を読んで、自分の間違いに気ずく、『魔女』は『悪魔』の女性版ではなかった。
何事も自分の意志で決められる、エレガンスな女性だった。


小説『西の魔女が死んだ』は、中、高校生向けの読書感想文を書くのに読まれると聞く。
私はCDを見る事になった。
CDを見ながら『西の魔女が死んだ』の中では、意味深長な内容が優しい言葉でシンプルに語られて いると思う。
七十歳をとうに越えた私でも、『魔女』が語る気負いのない語り口に気持ちの中で長い間、ぐちゃぐちゃに溜まっていたものが、理路整然と解きほぐれて納得した部分が多々あった。
本なら繰り返し読む事で、自分の気持ちに沿って来るだろうし、癒されると言うか、背中を押される気持ちになるのではなかろうか?
今、いじめに遭っているとか、悩みがあるとか、又何事もなくとも特に多くの若い人達に『西の魔女が死んだ』が読まれると良いと思う。
思い込み、直感に取り付かれる事のないよう、真実を見極め自分の気持ちを大切に、何事も自分の意思で決めようと言うメッセージを、何時の日にか思い出す事だってあると思う。
感想は若い人達に任そう。