puffpuff0001 年金生活者のブログ 雨のち晴れときどき竜巻

年金生活その他についての考察あれこれ

出会った人々(19)



伯父さん、伯母さん、本人達、周りの人達も,おそらく想像していなかった方向に事が進んでしまった。当時、人々は生活に疲れていて、娯楽や愉快な話はなかった。
地方の人口の少ない町の堅い役所の中の噂が噂を呼んで、格好の話題を提供した様だった。
今の時代にはないだろう。昔は社内恋愛は御法度の職場があったと聞いた様な?、、、。(私自身実際のところは、わからない。)
たとえ社内恋愛があったとしても,二人の内、一人が寿退社すればすむ事である。同じ職場で妻子ある人との恋愛となると,別の問題だ、今の時代でも十分人の耳目を集める。
噂の真偽より、噂になった事自体が問われて、上司の監督、責任問題になりかねない時代だった。
経緯はわからないが、二人は職場を辞した、そして同時に無職の生活をそれぞれ始めた。



相手には妻と、女、男、男の三人の中学生、高校生の子供が居た。子供三人がいて、養育に一番難しい時期と一番お金が必要な時期に差しかかっているのに、父親が職を掛けて恋愛するだろうか?
主人が無職になってから離婚を申し出られた奥様の心中も察するに余りある。
絶対に別れないと言い続けられていて、無理だろうと思っていたら、随分時間がかかって、離婚された。
奥様も生きている限り食べていかねばならない、三人の子供達も自立出来るまでは養育する責任がある。
相手の人は、夫として別れる奥様、父親として子供達の将来をどう考えていたのだろう?
相手の人は奥様と如何様な話し合いをされて離婚を承知させたのだろうかと、在職中ならともかく、無職なので、ひと事ながら全く無関心と言う訳にはいかなかった。



二人が同時に職を辞して、二人が無職になった事で世間体にはけじめがついた。
今も昔も無職はきつい。
私が生まれる以前は『一人口は食えないが、二人口は食える』と言われたらしいが、私が生まれた以後の時代は『一人口は食えるが、二人口は食えない』になった。
相手の離婚が成立して、それでも無職の二人は結婚した。Rちゃんは30歳前後だったと思う。
相手は離婚した事と結婚をした事で、Rちゃんに対して全てが帳消しになったと思っているらしい?。
相手は新しい職場に勤め始めた。初めからやり直しで、もとの収入には及ばなかったが、不思議な事に周りの人達には若返って身軽になった様に見えた。
Rちゃんは職を失った上に、離婚させた事と結婚した事で、多少負い目を感じていたのだろうか?
そしてRちゃんは誰もが認める性格が良かった。
誰から見ても、新婚生活早々、Rちゃんがいつの間にか二家族を養う様な既成事実が出来つつあった。


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