puffpuff0001 年金生活者のブログ 雨のち晴れときどき竜巻

年金生活その他についての考察あれこれ

出会った人々(!8)



伯父さん、伯母さんは孫育てに一生懸命、Rちゃんもまじめに勤めていた。
別れた主人は相変わらず出入りするので、伯父さん、伯母さんや周りの人達は、Rちゃんの為にならないとか、人間性を疑うとか、、、、言うが、相手が子供を可愛がる父親なので如何ともし難い。
子供の成長は早い、育児の難しい時期を無事乗り越えて、ようやく伯父さん伯母さんの日常生活が落ち着いて来た。


とにかく、いろいろあったが,伯父さん伯母さんは、Rちゃんに今度こそ幸せな結婚をと願っていた
矢先、Rちゃんが、選りに寄って妻子ある同僚を好きになった話が伝わった。
あの誰もが認めていた性格が良くて、美人で優等生のRちゃんが、である
今の時代と違う、当時の時代は民主主義の社会になったが、未だ封建的だ。
『恋愛』と言う言葉だけでも敏感に反応した時代だった。
不運な事にRちゃんには信頼して相談したり、話を聞いてくれる人が周りに居なかったのではないか?
『恋愛』に興味があっても相談したり、されたり親身で寛容な雰囲気があったとは、とても思えない。
まして堅い堅い役所だから、当時Rちゃんは、抜き差しならぬ状態では未だなかったと思う。
恋愛映画『また逢う日まで』の主演岡田英次久我美子のガラス越しのキスシーンは,私達世代と前後の世代の人達に強烈な印象を残した。今の時代と違う事の一つ象徴の様な気がする。


今の私の年齢で噂を聞いたとしたら、好きな人ぐらいの話もありかなと思って本人自身から話を聞いたと思う。
戦前の教育を受けた伯父さん,伯母さんは離婚の時より今回の方がショックが大き過ぎた。
驚愕,狼狽の余り二人は冷静さ,判断力を失ってしまった。二人は周囲の人達が、Rちゃんを余り責めて追い詰めてはいけない、話を聞いてやれと言うのに誰の忠告も、聞かなかった。
そしてRちゃんより、人の話を信じてしまった。
結果的に期待が大きかった分、Rちゃんを徹底して追いつめてしまった。
二人が良かれと思えば思う程、事が大きくなった感がした。