puffpuff0001 年金生活者のブログ 雨のち晴れときどき竜巻

年金生活その他についての考察あれこれ

出会った人々(8)



T夫人が婚期を迎えられた時、母親がいないと都合の悪い事もあろうかとお父様が再婚をされる。
その後、T夫人の実家に某大学のグループが泊まった事があって、その中に現在のご主人が居られた。
T夫人より年下ではあったが、両親は亡くなっていて、結婚されている姉が一人、他に縁者が少なく
国立大卒、人柄も良しで、お父様が大層気に入られたそうな。その上、養子婿になっても良いと承知されたので、村をあげて三日間かけて豪華な結婚式を挙げられたらしい。
ところが、いつまでたっても、ご主人は籍を入れてくれない。
しびれを切らして、お父様が催促されると、いろいろモゴモゴ、、、要領得なくて、結局養子婿にならないと言う事だったそうな。
T夫人の推測だと結婚式の規模からご主人は将来の重責に恐れをなしたらしいと言われた。
お父様、T夫人も引くに引けない立場になってしまったらしい。
お父様も、いろいろ条件を出されたそうだが,ご主人の気持ちが変わる事はなかったそうで,T夫人がご主人の籍に入られた。私が彼女自身から聞いた話はここまで。
(時間が立ち過ぎて、お父様の方に男児が誕生、彼女は絶対に言わなかったが、公のシークレット情報、出どころから推察すると80%確かと思う。続いて、彼女が男児出産。)


T夫人が、機嫌のよい時は住宅全体が平穏無事だった。機嫌のよい時は、親切だったし、自分の話をしたり、村の人々、住宅の人々、主人の職場の人々の噂話をする。収集力とコミニュケーション能力に脱帽だ。彼女は人の家に、難なく上がって話をする。
彼女は人として、決して悪いと思えなかった。唯、機嫌の良い時と悪い時との差が酷かった。
彼女は何となく住民の人を見る目があった(?)と言うか,私達はお互い情報を交換しないのでわからなかったが,人を使い分けるところがあった。ずう~と後、公然となった。
彼女は頭痛の持病があった。その上、時々会っても無視する。目が合ったら睨みつける。
何か悪い事したかな?彼女には気をつけているのにと思いながら余り度々なので,思い切って前の家の奥さんに聞くと『ああ~便秘よ』ええっ?まさか?こんな個人的なあ~っ,信じられない。


彼女は洋服や化粧品にお金をかけて居た。一万円以上のクリームを見せられた時、超びっくり、
(当時家賃3,000円。)ひどい乾燥肌と聞いていたが、、、、。
このクリームは止めたいけど、止めるのが怖い、二個目だと珍しく弱気なったのか、言っていた。
いつかは、住宅の女性達に徴集が、かかった。皆、各自心当たりがないので不安で及び腰だ。
そしたら、有名なDデパートで買ったばかりのジャケットを出して来て、不審な点を探す様に言われて困ってしまった。
新品で、しかもDデパートで購入となれば文句のつけようもない筈、T夫人のご機嫌を損なうと後が厄介なので皆真剣に、裏返したり、太陽に透かしたりした。
T夫人が言ったのは匂い、つまり干したするめの匂いがすると言う事だった。誰も何も言わなかった。
数日後、彼女はS市のDデパートへ返品して帰って来た。彼女には、誰も抵抗出来ない。