puffpuff0001 年金生活者のブログ 雨のち晴れときどき竜巻

年金生活その他についての考察あれこれ

お金の話(33)



『覆水盆に返らず』。
特に、今の時代に正規雇用で働いている人が退職、転職を考えるとは、よくよくの事情があると思う
ので 私は、止めない。拙い経験でお役に立てればと思って、口幅ったい気がするが、あえて、、、。
仕事を辞める事は、いつでも出来る。
仕事を辞める=翌日から収入が0だ。
だから退職、転職を考える場合、ヘッドハンテイングにあって翌日から職場が用意されている人なら良いが、普通は、仕事を辞めてから再就職を考える。
自分の希望する条件にあった仕事に就くまで時間がかかる。時間の長短が、もろに生活に影響する。
仕事をしないでも、ゴロゴロ寝ているだけでも、何も食べなくとも、息を吸ったり吐いていただけでも、無料ではない。しっかり請求される。今の時代は、銀行の口座から自動引き落としだ。
家賃、公共料金、国民健康保険国民年金、税金、、、、、何もしないでも、こんなに払うの?
仕事をしている時は感じなかった現金の大切さを感じるし、想像以上の出費にびっくりだ。
現役で働いている時は全く関係なかった、『現実は想像を超える』と言う意味を、思い切り知らされる事に成る。
そうなると、ああ~お金、お金、、、、お金がほしいになってしまう。
仕事のステップアップを望んで、しかるべき専門教育を受ければ、更にかなりの資金が必要だ。


理解ある富裕の両親、高額の退職金、または貯金を持っているか、働こうと思ったらすぐにでも現金の入る技術、キャリアがあるか、、、。
そうでない場合、退職、転職は脇を固めてから決めても遅くない。
転職は癖になり易い、転職は繰り返す毎に収入は下がる。
無職の期間が長引くと、当然収入がないから持っていた現金は減る一方だ。いつか0になるかも?
私の場合、貯金は2~2,5年位持つかなと思っていたら、私自身の為に使わないのに半年余りで0。
目に見えて貯金の残高が減るので昼食を抜いたり、更に夕食を抜いても、貯金の減り方の速度は変わる様に思えなかった。
現金が使えないと、どうしても家に引きこもってしまう、人に会いたくない。    
現金が毎日毎日減っていくのも恐怖だが、現金がない生活、現金を使えない生活が長引くと、自分を見失う、自信、勇気、自由がなくなる。


退職、転職を自分で決めたので、誰のせいでもなく、自分のせいなので、始末が悪い。
気持ちの鬱積をぶつけるところがない。
何より辛いのは孤独で、(普通の意味の孤独ではない)、自分の心が病んでいくのを自覚する事だった。もう一度言おう、退職、転職は脇を固めてからでも遅くない。『覆水盆に返らず』だ。
ちょっと言い過ぎたかな? でも私自身が経験した話で、誰の話でもない。
10余年の無職の期間は長かったなあ~。



景気が少し上向いて来たらしい、でも私の生活は相変わらずの筈だった。
今年四月から、『マクロ経済スライド』とか言う新しい抑制策が年金支給に取り入れられる事に成った。 しばらく『?』の状態、、、、。 
今年四月から1%、来年四月から1%、再来年から0,5%、計2,5% 三年間で減額される事に決まった事を理解するのに時間が掛かった。 本音は理解したくなかった。
若い人の中には年金制度が破綻するかもしれないと年金を払わない人も結構居ると聞く。本当にそうなるかな?
ロシア、フランス、ギリシャ、、、等、国が破産に近い状態に成った時、年金制度が破綻したニュースを聞いたかな?それとも私の勘違いかな?
減額、減額で生活出来ないと嘆く外国(何処の国だったけ?)の老人達の映像をニュースで見た事があるが、、、、。
私の場合、数十年前、町内会の役員のお勧めで国民年金を払う様になった。
自分が老人に成る事は考えた事もなかったし、生活が困窮していて年金どころでなかった。ただ、老人になって今より酷い生活は出来ないと思って保険を兼ねて入った。
年金納付制度(昭和36年=1961年)が出来た時より、ずっと後だったので、満額ではない。