「足湯』&雑感(6)
同年代のご夫婦に、時によるが、宿泊施設のチェックアウトの時間帯に居合わせる。
『足湯」に浸かりながらの時もあるし、宿泊施設や土産物屋が並んでいる通りでの時もある。
見た感じ、60歳代のご夫婦は大体並んで談笑しながら、各自に荷物を持って闊歩している。
楽しそうだな、これからどちらへ行かれるのかしら?
60 歳代と言えば、男女ともに個人旅行者が多いのにも気ずく。
軽装で、地図や旅行本を持っていて『足湯』にも来て、しきりに読んでいる。
情報を集める人も居て、『足湯』に居合わせた人も活気付く。
70歳代~後半、何故かしら雰囲気ががらりと変わる。まず男性が 楽しそうでない。
また、殆どの男性は手ぶらか、ポシェットを肩にかけて前をサッサッと歩いて行かれる。
その後を奥様がキャリーバックを引いて行かれる。 中には足の具合が悪いと見かける奥様がいて
(女性は一人分でも荷物は結構あるのが普通、だから二人分だと、、、)大変に思う。
何がどうあって、奥様ご一緒なのにご主人様は難しい顔をされてるんだろうね?
その逆も有り、先ず奥様がバッグ一つで前を歩かれる。ご主人様が襷がけで荷物を持たれて
後ろからしきりに声をかけてみたい。土産物屋を覗くのも、『足湯』に寄られるのもこのタイプ
のご夫婦。
『足湯』では奥様は靴下と靴を脱ぐだけ、タオルの世話から全部ご主人様、居合わせた人達、
皆ニコニコ、、、やっぱり見る側は、このタイプが好きだな。端で見ていて安心。
また、このタイプの逆も有り。奥様のコミニュケーション能力、行動力が素晴らしい。
ご主人様をかいがいしくお世話をしながら、賑やかに地元の情報を手に入れて、ご主人様を
急かしながら行ってしまう。
いずれのタイプのご夫婦でも、もう年齢的に内ずらも外ずらもない、現役を退いて時間が経って
いるし見栄も張る必要ないし、旅行中だからと言ってお二人が変わる訳でもない。
だから見ていて、ご家庭でのお二人の様子が想像出来る。
まあ、お二人で旅行にお出かけになる位仲良いのだろう。
お二人で頑張ってきて『今がある』ので、元気な間は機嫌よう仲良くお過ごし下さいと言いたいだ け。
どうも年を重ねると要らぬお節介するようになるね~、慎もう~っと 、、、。