puffpuff0001 年金生活者のブログ 雨のち晴れときどき竜巻

年金生活その他についての考察あれこれ

涙(6)

神戸淡路大震災、東日本大震災で、ご家族や近親者をなくされた方々のご心情を思う時、余りにも切なすぎる。
私の個人的な見解なので、誰にも当てはまると思えないが悲しみ、苦しみによる心の傷は深い程、心、奥深くこもる様だ。 自分より将来ある若者や幼い子供をなくした場合、尚更そうだろう。
私達家族が40数年の時間と生活をした様な事が、二度と繰り返されない様に祈るばかりです。


弟が亡くなってから後、 私達家族は、お互い気を使い過ぎたのか、あるいはきっかけになったのか、
とにかく会話がなくなった。
家族は、それぞれの殻に閉じこもってわかり合う事はなく、父が亡くなる迄40年数年間過ごしたのだ。
先日ホームにいる母を見舞ったので、末弟と電話で話した時に『、、、何とも暗い家庭だった、、、』
と聞いて絶句。
弟が亡くなった時、末弟は、2歳過ぎた頃だったし、余り影響を受けていない様に見えていた。
あの状況の中で、本当に良く育ってくれたと私は安堵していたので、、、、。
末弟の正直で闊達な性格に家族は、どんなに癒された事か!


私の拙い経験だが、人間は、言葉にだして言わないと自分の気持ちをわかってもらえないし、伝わる事は決してない。
自分の気持ちをわかってほしい、伝えたい人には、悲しい時も、辛い苦しい時も、嬉しい時も、幸せな時も、喜んだ時も、、、、 言葉にだして言ってほしいと心から思う。
自分の気持ちを言葉にして出すって、勇気がいるが、実行してみると自分が変わっていくのがわかる。
自分が変わると相手も自分に対して変わってくる様に思える。
(全く恥ずかしいが、この事に気付くまで長~い長~い年数を要した)
行動、態度から察してほしい、わかってほしいと願っても、どだい無理。
うまく説明できないが、別々の身体に、全く性質のちがう心が入っていると思うから。


神戸の小学校の児童が歌う (臼井 真)作詞、作曲 『しあわせを運べるように』は、何度きいても
心に響く。そして不思議と穏やかな気持ちになる。
特に詞の中のワンフレーズ『、、、亡くなった方々の分も、毎日を大切に生きてゆこう、、』を聞く時
小学生の自分を思い出して、当時 この歌に巡り会えていたらどんなにか良かったのにと思う。