puffpuff0001 年金生活者のブログ 雨のち晴れときどき竜巻

年金生活その他についての考察あれこれ

年金生活(48 )



台風のせいか今週になって早朝は少し涼しくなった。
例年にない猛暑なのに、気象情報ではこれから秋に向かって台風がかなりの数で出番を待って
いるらしい。
蒸し暑い日が続けば自分の声が頭の中に籠って最悪の状態になる。
(普段は一人なので人に会えばおしゃべりしたいのに、とてもそんな気分でなくなる)
どなたにとっても猛暑の中の涼しい時間は貴重だと思う。
1日1善ではないが、1日1カ所を一番乗りをめざして行くが、考える事は皆な同じ。
病院、クリニック、役所(後期高齢者になるとやたら封書が来る、心配で説明して貰うために行く)、
郵便局、美容院、スーパーなどオープン前、早目に行くが結局並ぶ事になる。


エアコンをつける時間を出来るだけ短くしたいと涼しい格好(若い頃着ていた洋服?
今では人前でとても着れない、手や足を出した首回りも大きく開いている洋服を着る)をしている。
日本の浴衣は高齢者に優しいと思う、見た目が涼しいし身体の大部分を覆っているので落ち着く。
が、浴衣はこの猛暑と忙しい現代に合わない。
仕方がないので人が訪ねて来る度にあわててアッパッパーに着替える。
相変わらずお昼近くなると部屋の温度は36℃を越える。
おもむろにエアコンを28℃~29℃に設定してつけるが、たちまち膝から足先にかけて冷える。
下半身を厚手のバスタオルか毛布で巻かねばならないので厄介だ。
家の中で熱中症で死にたくないから、お医者さまのおっしゃる様にエアコンはつけている。


死と言えば、先日会員になっている全国チェーンの冠婚葬祭業者に『見積もり書』を作成して
もらうために後見人と一緒に行って来た。
以前、1人で業者に会った時は家族葬のメリット,デメリットをさんざん聞かされた。
大体の話しの内容は理解出来たが、普通の家族の場合の話で私の場合に当てはまるとは思えない。
先ず私が亡くなって知らせる身内が余りいないし、亡くなった事をわざわざ伝えなければならない
知人もいない。
だから私も出来るだけ、こちらの立場と思いを伝えるのだが業者の思いと噛み合ないで困った。


業者はこちらの立場を理解している様ないない様な、実際は計算ばかりしている様に見えた。
1人で相談に行った時は葬式の費用は積立金全額と別途オプションの湯灌費用と税金が必要と
言う話しだった。
『見積書』は書いて貰えず『こう言った場合は計画通りにはいかないものです』と言われてすごく
不安だった。
私が亡くなって書類もなく費用がオーバーしたら世話をしてくれる人達に金銭的に迷惑をかける。
迷惑を掛けたくなかったから会員にもなったし、葬式は教会の牧師様にも頼んであるのだ。
業者は会員である事の特典を列挙するが、こちらの希望はオプションになる場合が多い。
1人で相談に行った時と同じ条件だったが、サービス料等が上がったとかで口約束ではなく
見積書にして貰うと10万円オーバーした。
私が亡くなったら同時に今回の『見積もり書』を出してくれと業者から言われた。


葬式がすんで支払いの時、計画通りにすまなかったとか言われたら、たまったもんじゃあない。
非日常的な葬式の明細は何度読み返してもよくわからない。
数字上の話なので単純明快な話と思っていたけれど、時間をかけて曖昧模糊にしようと話し合いが
続けられた気がする。
とにかく疲れた。
私の死後葬式でお世話になる人達に出来るだけ迷惑をかけたくないので、これで済むのなら
と言う気持ちになった。
しかし今回、後見人と一緒で良かった。長い間の懸念がなくなった。
自分の希望の葬式を生前に頼む事自体、始めから無理があるのか不確かな事が多過ぎる。
自分の葬式だけでなく、後始末も人に全てを任せる事だから覚悟が要るし、費用の心配も要る。
自分の葬式の見積書の相談に行ってからつくずく思う、生きるのも死ぬるのも難しい。