年金生活（32 )

私は何事にも決断が遅い。

ぐずぐず時間を延ばして、どうもこうも成らなくなって行動をおこす。

だから結果が良くない事に反省するのも多い、せっかくの幸運に出会ったとしても逃すと思う。

でも最近、残された時間を考えると気がかりな事を出来る事から始めようと考える様になった。

ずう～と痛くないが不快で気になっていたが診察を受ける事もせず、慢性になったと思うと

更に診察を受けにくくなっていた。

思いたって週二回クリニックに通う様になって良かった。

院長先生のわかり易い説明と治療で通院が苦にならない、少しずつ症状が軽くなった。

毎回、院長先生が治療の際『どうですか？』と訊ねられるが、初めの頃は症状の変化は

わからなかった。

十月に入って今迄にない、すかっとした爽快な感じになる時間があって不快な症状（耳が詰まる、

喉の炎症）が少なくなって良くなっている実感がある事。

そして最初からの右目の下の不快感は前からあって変化はないと答える。

院長先生と交替で三人の先生の診察治療を受けるが、どの先生にも鼓膜、鼻に異常なし、きれいと

おっしゃるが私はその都度、右目の下を指差してここの辺りの不快感がありますと言っていた。

院長先生が内視鏡で診てわからない部分があるかも知れないのでCTをとりますかとおっしゃるので

即お願いをする。

CTをとった後、院長先生は何回も画像を回して居られて、私はこれが3Dかなと思いながら見て居た。

右目の奥深いところにある鼻の先端に白い影を見つけ、この事かとおっしゃった。

私は一瞬、難所だなと思った。

結果，蓄膿症と診断され今迄通り通って下さいとおっしゃったので、これから時間がかかると

私は覚悟をする。

雨の中、人と同じ病気でも違う場所に症状がわざわざ出なくても、、、と思いながら帰った。

それでも原因がわかって良かった、これから先長く時間がかかるだろう。