歯医者に通う(1)
歯医者に通い始めて一年半になる、今年の12 月末迄には終わるかと思っていたら
終わる気配がない、がっかり。
元はと言えば私が悪い。
高校時代、家を離れて寄宿舎にいたので歯の治療に通うのが面倒だったのと歯の
痛さに負けて抜歯してしまった。
おそらく歯医者は患者が高校生なので抜歯より治療を勧めたと思う、それなのに
私は歯の大切さを考えようともしなかったし親にも相談をしていなかった。
20歳半ばに抜歯した部分を歯医者に勧められてブリッジにする。
ブリッジにする際、歯医者は両側の歯を金属で被せるので、おそらくアフターケアに
ついて説明があったと思う。
ところが私は歯に金属を被せたので一生治療しなくてすむと思い込んで、歯医者の
注意も説明も聞き逃してしまったと思う。
金冠のリスクを知っていたら、この年になって困る事だけは避けられたと思う。
数年前から風邪をひいたり疲れると歯茎が腫れるので、急遽治療を決めた。
50数年通った歯医者が辞められて、違う歯医者で金冠を外さないと治療出来ないと
言われ金冠を外された。
金冠の中は目を背けたくなる様な酷い状態だった。衝撃のあまりお金の事はすっかり
忘れていた。一刻も早く口の中から酷い状態を解消したいだけだった。